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MBSR研究会で実施した8週プログラムの解析結果が、”Mindfulness”という学術誌に掲載されました。
この論文は、2017年10月から2019年10月までの間にMBSR8週コースに参加された皆さんのプログラム前後の変化を、定期的な実践歴ありの方となしの参加者の方で比較解析したもので海外においてもこうした検討がなされていなかった点でユニークな論文です。主な結果としては、以下があげられます。
実践歴のある方の開始前値はなしの方に比べ高いこと、
しかし実践歴の有無に関わらず、MBSR参加後にほぼ同様の改善が得られること、
実践歴のない方の値が8週後には実践歴のある方の開始前値とほぼ同じところまで改善すること、
プログラムの有効性は海外のプログラムとほぼ同様であること、
下のビデオの20分-30分間(スライド12と13)でこの大まかな結果をに日本語で解説しています。 https://www.youtube.com/watch?v=wLnSVNsLZnY
MBSRは誰がそれを実施したかによりそのインパクトが異なるといわれていますが、私たちの実施しているプログラムが海外のものに劣らないこと(私たちのデータ回収率は海外の報告にある60-70%に比して88%ととても高く脱落によるバイアスの少ないデータです)が示されたことが私たちに安心を与えてくれます。MBSRをお伝えする貴重な機会を与えて下さった2016年からのプログラム参加者の皆様に深謝いたします。