TEACH
MBSR Intensive Practice and Teaching (IPT)
MBSR IPTはMBSR指導者トレーニングレベル1の2つめの正式なプログラムです。IPTを修了することでMBSRを教え始めることができます。ブラウン大学も加盟するGlobal Mindfulness Collaborative(GMC)という世界的なMBSRの教育団体のメンバーとして、GMCのカリキュラムに基づき実施するものです。同様のプログラムはブラウン大学ではTeacher Advancement Intensive(TAI)として行われています。このプログラムを終了後、続けて日本語で学びたい方には、IPTの受講をお勧めします。一方、ブラウン大学でのトレーニングを希望される場合にはTAIの受講をお勧めします。MBSR IPTの参加要件などの具体的な情報については、プログラムの募集要項をご参照下さい。また参加者の声については、こちらをご覧下さい。
プログラムの概要:
このプログラムは、隔週の土日に4回実施される、計8日間のプログラムです(初回のみ、金曜夕に3時間のオープニングプログラムあり)。毎日の大まかなスケジュールは、午前8:00開始、午後6:15終了(昼食時間:1.5時間)です。計約73時間の集中的かつ実践的なトレーニングプログラムです。
8日間のトレーニングの第1日目から第5日目までは、概ねMBSRの第1週から第5週目に対応し、各日それぞれの週でやられるプラクティスのガイドと振り返り、また対話式のテーマの検討の仕方を学びます。例えば、第1日目には、マインドフルに食べるプラクティスやボディスキャンのガイドと振り返りの仕方を実習します。一般に、午前中は主にトレイナーが実施、午後には4人程度のグループで、参加者の一人一人が交代で他の参加者に対してガイドと振り返りを実習する形でプログラムが進んで行きます。第6日目及び第7日目には、第1週から後半までを2日間で通して実践する機会も提供されます。第8日目はまとめの日となります。全体として参加者一人一人に、概ね毎日1回20分-25分のプラクティスあるいは、テーマに関連する対話型の検討(9点パズルなど)を実践する機会が提供されます。
マサチューセッツ大学やブラウン大学のこれまでのTAI等では、参加者の事前の準備が殆どなく開催されてきましたが、私たちは前もってある程度ガイドする体験を持つことが必要と考え、希望者を募り自主的な練習の機会を提供したいと考えています。また、テーマに関連する対話型の検討(例、9点パズルなど)の助けになるよう、参加者が特定できない形でMBSRのビデオを準備し、事前に見て頂けるようにする予定です。
こうした事前の準備と集中トレーニングにより、これまでのTAIなどよりもより実践的なスキルを身に着けることを目指しています。既にブラウン大学のプログラムを終了された方にも有用なプログラムとなることを期待しています。